二十四節気「立冬」とは?どんな日?
2022年11月7日
本日は
二十四節気19こめの暦で立冬(りっとう)です
暦の上で、冬のはじまりです。
日本は南北に長いので
紅葉の見頃の時期が地域によって差がありますが
みなさんのお住まいの地域はいかがでしょうか?
両親と紅葉を見にドライブに行ったんですけれども
北海道の方は2週間ほど前が、ちょうど見頃でした。
関東のほうは
ハナミヅキなど街路樹が色づいている感じですかね!
秋のバラも遅咲きのものが見頃を迎えているようです。
この頃から
冷たい時雨が、繰り返しあり
一雨ごとに冬へ冬へと近づいていきます。
秋~冬にかけて見頃を迎える「サザンカ」
本日は、立冬の切り絵のモチーフにもした
「サザンカ」のお話をしようと思います。
「サザンカ」は秋から冬にかけて、見頃を迎えるお花です。
サザンカは漢字で書くと
山 茶 花
と書きます。
当て字にも見えますが、
中国では、ツバキ科の樹木を「山茶」と書くそうで、
これは、漢名由来の名前で、
【熟字訓】という読み方になります。
熟字訓とは、
漢字1字に対しての読みではなく
漢字2字以上(つまり熟字)に対して
訓読みを当てた読み方のことです。
ということで、
サザンカは中国からやってきて植物なんだなぁ
というのが見えてきますね!
サザンカとツバキのちがい
「山茶」が中国でツバキ科の樹木の意味
であることからも分かるように
サザンカはツバキ科の植物です。
ですが、日本では、
サザンカ=ツバキ科の樹木という意味ではなく
サザンカという種類の花を指します。
同じくツバキ科のツバキとサザンカは、
別々の花ととなっています。
サザンカとツバキの違い
サザンカとツバキ、同じツバキ科で
葉の形も、花の形も似ている2種類なのですが、
花を咲かせる時期は
サザンカ:秋~冬にかけて
ツバキ:冬~春にかけて
と、咲く時期には少々ズレがあります。
花の終わり方にも大きな違いのがあります。
サザンカ:花びらがパラパラ散りながら終わり
ツバキ:散り方はC.花ごと落ちて散り終わります
特に、ツバキは首から落ちる形になるので
武士の間で縁起が悪いとされていたそうです。
葉っぱにも違いがあって、
サザンカの葉:細かな毛があり
ツバキの葉:毛がなくツルツル
同じツバキ科でとても似ている2種ですが
よくよく見ていくと違いがあるんですね!
本日は、
立冬ということで
暦の上での冬の始まりということと、
今直に見頃を迎えるサザンカのお話をさせていただきました。
Youtubeでは、切り絵のメイキングとともに
本日の内容をお話しています!