二十四節気「小雪」とは?どんな日?
2022年11月22日
本日は
二十四節気20こめの暦で小雪(しょうせつ)です
木の葉が落ちて乾いた風が吹き始める季節。
山は、いただきに白い雪の衣をまといます。
冬の寒さも本格的になってくる時期ですね!
ところで、
明日、23日は「勤労感謝の日」で祝日です
令和時代においては1年で最後の祝日となっています。
「勤労感謝の日」はどういう日であるか
考えたことはありますか?
きちんとご存じの方は少ないかなと思います。
一体どんな日なのでしょうか?
今日は、勤労感謝の日についてお話したいと思います!
11月23日は、日本国民にとって重要な日【新嘗祭】
新嘗祭(にいなめさい)
勤労感謝の日は
元々は皇室の行事「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれるお祭りの日でした。
「新嘗祭」は
伊勢神宮にある宮中三殿の神嘉殿(しんかでん)というところで行われます。
天皇陛下が、
天神地祇(てんじんちぎ)の神々たちへ、その年にとれた穀物をお供えをし、
天皇陛下自らがお取り分けになって、神々とお食事をともにします。
お供物を神々からの賜り物として、感謝の奉告をする行事となっています。
天神地祇とは、(天からくだってきた神様)天津神と(地に現れた神様)国津神
その両方の神様のことをいいます。
11月23日18時~20時の2時間「夕の儀」で夕食
23日23時~24日1時の2時間「暁の儀」で朝食
と、二度にわたって祭儀が行われるそうです。
…なんと大変そうな祭儀でしょうか。
宮中祭祀は、年にいくつもありますが
その内容は、
天皇陛下が国の発展や国民のしあわせ・世界の平和を祈る
というものだそうです。
そして、その宮中祭祀の中で
最も重要な祭事とされるのが明日の「新嘗祭」とされています。
新嘗祭は、いつからあるのか?
新嘗祭は。奈良時代以前からあるとされています。
始まった時期がわからないくらいに、古い祭祀です。
天皇即位の礼のあと初めて行う「新嘗祭」を特に「大嘗祭」と呼びますが
現存する日本最古の書物「古事記」に「大嘗」の記述が出てきます。
そして、日本最古の歴史書「日本書紀」には「新嘗」記述が出てきます。
奈良時代に作られた、この最古の書物と歴史書に載っているため
おそらく相当古い時代から、日本人が繋いできたお祭りと考えられます。
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さすが、世界で一番長く続いている国、日本!!!
「新嘗祭」と「勤労感謝の日」
古くから続く重要な宮中祭祀の「新嘗祭」の日が
なぜ、現在は「勤労感謝の日」となってしまったのでしょうか?
よくよく考えてみると
「その年にとれた穀物を神からの賜り物として感謝する」新嘗祭
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」の勤労感謝の日
趣旨も変わっていますね。
「勤労感謝の日」のはじまり
「新嘗祭」は元々、天皇陛下と国民が一緒になって
収穫を祝い感謝するお祭りでしたが
1948年、GHQによって、切り離されます。
宮中行事としての新嘗祭は残すことが許されましたが、
国民にとっては祭日ではなく
「勤労感謝の日」という装いを改めた祝日とされます。
この理由は
日本国民の強い精神性を恐れたGHQ側の
日本弱体化政策の1つだったと言われています。
11月23日の神社へ行ってみよう!
「勤労感謝の日」とされてる祝日となっていますが
宮中や伊勢の神宮はじめ、全国各地の神社で神事が行われているそうです。
明日23日は、もしも大きなご予定がなければ、ぜひお近くの神社さまへ行ってみましょう!
行事をされてない神社さまでも
今年も旬のものをいただける感謝やお食事をできている感謝をお伝えに
お参りに行ってみるのも良いのじゃないかなぁと思います!
本日は、明日が「新嘗祭」ということで
「新嘗祭」と「勤労感謝の日」についてお話しいたしました!