二十四節気「大雪」とは?どんな日?
2022年12月7日
本日は
二十四節気21こめの暦で大雪(たいせつ)です
季節は真冬。
山は雪に覆われ、平地でも降雪がはじまります。
重々しい灰色の曇が空を覆う日も増えてきます。
江戸時代のころは、小氷期とよばれ
地球全体で気温の低い時期であったと言われています。
お江戸の真冬は、雪が積もることは当たり前のことだったようです。
しんしんと雪が積もる景色や、
月の光を受けた輝く雪原を鑑賞するなど
「雪見」が粋な遊びとされていた時代だそうですよ。
「くだり物」と「くだらない物」
江戸時代、政治の中心の幕府は江戸に移ったにも関わらず、
あらゆる物の流れは、文化の中心だった京都から全国へ広まるのが主流でした。
そして、その職人たちの集う京都から流れ下ってくる品々は「くだり物」と呼ばれました。
その「くだり物」は
幕府も、とても高く評価し、由緒あるものとして扱っていました。
特に、”伏見の酒”は有名だったといいます。
それに対して東京産のモノは、京都のモノよりも品質は悪く
「下らないもの」と呼ばれ、「クダラナイ」「くだらん」などと変化し、
粗悪品を意味する言葉が生まれました。
現在でも使われる「くだらない」の語源はここにあったんですね。
「歳(とし)の市」
年の暮れに、新年のお飾りや、その他の必要品を売る市のことを
特に歳の市(としのいち)を呼びました。
年に3度ある大市のなかで、この12月の市が最も栄えたといいます。
そして、この歳の市、江戸中期頃までは、浅草に限られていました。
いちねんの最後の縁日として、
一年の無事に感謝し、来年も良い年に、と願う
納めの観音詣だったそうです。
明治以降は、
江戸末期から流行しだした羽子板市に重点が移っているそうです。
毎年、年末になるとニュースなどでも見かけるので、有名かなぁと思います。
浅草寺のご縁日は毎月18日。
12月におこわなれる浅草寺の歳の市は
毎年12月17~19日の日程となっています。
今年はちょうど土日が含まれる日程なので、とても賑わいそうですね!