Youtubeチャンネル
ナナアート nana-art
スポンサーリンク

二十四節気【霜降】とは?どんな日?

番外編

二十四節気【霜降】とは?どんな日?

2022年10月23日
本日は
二十四節気18こめの暦で霜降(そうこう)です

秋が一段と深まり、
北国や山里では霜が降り始めて冬が近づいてきます。

ここ数年は、紅葉の時期が少し遅れてきている感じもしますが
本州あたりではイチョウの葉も黄色くなり始める頃でしょうか。

秋の青空に、おひさまを浴びた黄金色のイチョウの葉っぱ、
とても映えますよね!

ということで、
本日は、イチョウのお話を少ししたいと思います!

イチョウのおはなし

イチョウの原産地

イチョウは、中国原産の植物です。

神社やお寺にもよく植えてあって、けっこう身近な感じの樹木。
樹齢何百年、みたいなイチョウもよく見ますよね!

昔から日本にあるイメージがあるイチョウですが
中国原産だったのです。

街路樹のイチョウ

突然ですが、ここでクイズです!

日本で植えられている街路樹、
イチョウは全国で何位の位置にであるでしょうか?

A.全国一位
B.全国五位
C.全国十位

さて、どれでしょう…?








答えは、Aの全国一位!!

国土交通省の発表によると
沖縄を除く各地に約57万本も植えられているそうです!

おまけにお伝えすると、
街路樹の全国2位はサクラ、3位はケヤキです。

「生きた化石」天然記念物のイチョウ

イチョウは、約2億年前から存在する原始的な性質を残した貴重な樹木です。
生きた化石として絶滅危惧種に指定されています。

こんなに身近な樹木であるのに、
天然記念物だったなんて!
びっくりですね!!

今あるイチョウは、
太古には約17種あったイチョウ科の植物たちの
唯一の生き残り種だそうですよ。
他の16種は氷河期に絶滅してしまったのだとか。

イチョウの特徴

樹高は10年ほどで20-30mほどに成長し、
4-5月に花を咲かせ受粉し、10-11月頃に実をつけます。

イチョウは雌雄異株(しゆういかぶ)というもので、
雌株雄株とがあります。
一般的な植物のようにめしべ、おしべ、があるのではなく、
雌め花は雌株に、雄お花は雄株につく植物の種類です。

イチョウは原始的な植物の裸子植物で、
花に花びらはなく、もちろん蜜もなく、虫を呼び寄せません。
花粉の媒介は花粉を風に乗せて飛ばす風媒花です。

そして、実がなるのは雌株だけ。

ギンナン全体が種子で、
外側の柔らかい部分は外種皮で、果実ではないそうです。
てっきり果実かと思いますよね!

柔らかい外種皮を取り除くと固い殻につつまれた銀杏のが出てきます。
ギンナンとして食す部分は、固い殻の核を割った中にある仁になります。

あの強い独特の香りは、
種子を食べられるのを防ぐために備わった本能のチカラです。
おかげで、ネズミやサルなど種子を傷つける生き物は、
銀杏の実を食べることがないそうです。

いつ日本に来たのか?

日本にやってきた詳しい時期は分からないそうですが
室町時代以降から記録にあるそうです。

1400年代に「銀杏」として日本に定着しています。

即効性のあるスタミナ食や薬用として中国では利用されていたそうなので
日本でも、同様に利用されていたのでは?と考えられているそう。

お寺や神社にも!身近に植えてあるイチョウ

お寺や神社に多く植えられている印象も、ありますよね!
御神木になっているイチョウもよく見かけます。
それは、
下記のような、イチョウの木の性質が影響しているようです。

・樹齢がとても長い
・生命力の強さ
・他の木に比べて燃えにくい(落ち葉も燃えにくい)
・腐敗もしにくく木材としての価値が高い

北国ではイチョウが鮮やかな黄金色となってきていますが
本州ではもう少しかかるでしょうか?

秋の木々の色づき、楽しみですね!


タイトルとURLをコピーしました