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二十四節気【穀雨】って、どんな日?春の雨の種類

番外編

二十四節気【穀雨】って、どんな日?

本日は二十四節気6つめの暦で【穀雨】です

春になって、雨の日が多くなってきたなと、感じますよね。

種まきを迎えるこの時期の雨は
農作物にとても大切な恵みの雨。
穀物の成長に欠かせない雨が、田畑にたっぷりと注がれます。

そんな大切な時期の雨だからでしょうか
春に降る雨の名前は、いくつも呼び名があるそうです。

今回は、そんな春の雨の呼び名をいくつかご紹介です!

たくさんある”春の雨”の呼び名

雪解雨(ゆきげあめ)

読んで字の如しです。
冬に積もった雪を解かすようにふる雨のことです。

春霖(しゅんりん)

3月から4月にかけてぐずつく春の長雨のことを呼びます

発火雨(はっかう)

穀雨のひとつ前の暦「晴明」の頃
しとしとと静かに降る雨のことをいいます。
この雨の別名として、
花の名前を用いた「桃花(とうか)の雨」や「杏花雨(きょうかう)」と
呼ばれたりもします。

なぜ”発火”という言葉がつくのかというと、
桃の花に降り注ぐ雨が、遠目に見ると木に火をつけたように見える、
ということからのようです。

まめぴよ
まめぴよ

桃の木を思い出してみると、木の枝の形は上に向かって伸びる枝に沿って花が付き、
色も鮮やかで、ちょっと炎っぽいイメージを感じるのもわかる気がしますよね。

春時雨(はるしぐれ)

春にふる時雨のことです。
”時雨”とは、晴れたと思ったら降りだし、降りだしたと思ったら晴れるを繰り返す
定まらない雨のことをいいます。

花時雨(はなしぐれ)

桜の時期に降る時雨のことをいいます。

花の雨

桜の花に降りそそぐ雨のことです。

この雨、天気予報などでは「花散らしの雨」と、よく耳にしますよね。
これは、昔からある言葉ではなく、
一部の気象予報士の方々が造語として使うようになって、
一般的に使われるようになったそうです。

この雨で桜が散っちゃうのかなぁ…、
なんて、意味も分かりやすく、使いやすさもありますが
正しくは「花の雨」なんですね。

まめぴよ
まめぴよ

私は「花の雨」のほうが音がきれいで、好きな響きだなぁって思います。
めぐみの雨のはずなのに「散らし」って言葉もなんか寂しくかんじちゃいますし…。

菜種梅雨(なたねつゆ)

3月下旬から4月上旬にかけて、菜の花が咲く頃の雨のことです。
こちらは
菜の花をはじめ色々な花を”咲かせる”という意味で、
「催花雨(さいかう)」という別名もあります。

ひそか雨・ぬか雨

春先にしとしとと降る霧雨のことです。

軽雨(けいう)

こちらは、春に少しだけ降る雨のことです。

迎え梅雨

5月から6月にふる、梅雨に似た雨のことを言います。

まめぴよ
まめぴよ

春の雨だけで、けっこうありますね!!


日本人は、それだけ雨のことを様々に味わって、
大切に感じ生きていたということなのかなぁ…と、思います。

今日降る雨のことを、どう呼ばれる雨かを思うだけで
今日の大切さを感じられ
雨の日も、心穏やかに過ごせそうな気がしてきますね。

「春の雨」の切り絵

今回の背景にある切り絵は、春の雨をイメージして作ってみました。

最近、少し時間が作れず動画が滞っておりますが
二十四節気はどうにか1年続けたいと思っています。

また15日後の暦でお会いしましょう!

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