二十四節気【春分】って、どんな日?
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2022年3月21日
本日は二十四節気の暦で【春分(しゅんぶん)】です。
春分は、太陽が真東からのぼって真西に沈む。
昼と夜との時間がほぼ同じ長さになるという特別な日
また、
「自然をたたえ、生物をいつくしむ」という国民の祝日です。
そして、
春分は、春のお彼岸の中日(ちゅうにち)に当たります。
この日を真ん中にして前後3日間、計7日間が春のお彼岸です。
なぜ、お彼岸にお墓参りをするのか?
彼岸(ひがん)と此岸(しがん)って、知ってる?
浄土思想では、
西方浄土(つまりは阿弥陀如来さまのいらっしゃる清らかな国、極楽浄土のことです)
その国は「彼岸(ひがん)」と呼ばれ、西にあるとされます。
そして、
私達の生きる、現世は「此岸(しがん)」は、東にあるとされています。
春分の日・秋分の日にお彼岸がある意味とは?
太陽が真東から昇り真西に沈む日は
1年のうち2回あり、春分の日・秋分の日とされています。
その日は
「彼岸」と「此岸」が1年のなかで最も距離が縮まり
通じやすくなる日、と考えられています。
つまり、
【この世とあの世が最も近くなる日】と、されるため
春分の日・秋分の日が彼岸の中日(ちゅうにち)と呼ばれ、
先祖供養のしきたりがあるのです。
「お彼岸」と「お盆」は、どう違う?
わたしたち日本人は
「お彼岸」と「お盆」に
ご先祖さまのお墓参りをする風習がありますよね。
このふたつの違いは、こんなかんじ
【お彼岸】
「此岸」にいるわたしたちが「彼岸」にいらっしゃるご先祖さまへお参りをする
【お盆】
「彼岸」にいらっしゃるご先祖さまを「此岸」へお迎えする
お盆はお迎えなので、
目印に、とお盆提灯を置いたり、
キュウリで馬・ナスで牛の「精霊馬(しょうりょううま)」
を飾ったりするんですね。
切り絵『法相華』
切り絵は、法相華(ほっそうげ)をイメージして作りました。
法相華とは、
とくに奈良時代・平安時代に、仏教における装飾模様として
多く用いられたデザインだそうです。
この蔦のあるような形状の模様、好みの模様ですが、
仏教に用いられる装飾模様だったとは、特に意識をしたことがなかったです。
東南アジアの遺跡や中東の方も、蔦っぽい感じの模様がありますよね。
あの感じも、こどもの頃からとても惹かれる感じみたいで、
図工の時間も、あんな模様を板で彫ったり、工作していました。
そういえば、自分の切り絵の作品も、うねうねしていて蔦っぽさがあるので
相当、影響受けているんですかね。たぶん。
どうせなら、もっと、寄せてみたもの作ってみようかな…(笑)