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二十四節気【処暑】どういう暦?~アサガオの歴史

番外編

二十四節気【処暑】どういう暦?

2022年8月23日
二十四節気14こめの暦で処暑です。

厳しい暑さが峠を越して
朝夕には少しずつ秋の風を感じるようになる時期です。

けれど、暑さは続きますので
熱中症や体調管理に引き続きお気をつけてお過ごしくださいね。

昔からいまの姿じゃなかった!アサガオの歴史

アサガオの原産地は中国と言われています。

屏風や浮世絵などでも出てくるお花なので
てっきり、日本原産の植物かと思っていました!

元々は”薬用植物”だったアサガオ

元々は、観賞用ではなく、薬用植物として扱われ、
「牽牛子(けんごし・けにごし)」または「牽牛(けんご・けにご)」
と呼ばれていたそうです。

「牽(けん)」という漢字は”引っ張る”という意味ですが
「牽牛(けんご)」は、星・アルタイルの中国名で、
つまりは、七夕伝説の”彦星”のことを指します。
彦星は牛飼いの若者でしたもんね!

この名前がついたのは、下剤の薬となる朝顔の種子が
牛と交換されていたことに由来するそうです。
…牛と交換だなんて、だいぶ高価なお薬だったんですね。

日本に伝わったアサガオ

日本に伝来したのは平安時代頃、こちらも薬用植物としてでした。
伝来当時のアサガオの花は、現在のような形ではなく
小さな丸いお花だったそうです。

江戸末期になると、
植木職人たちが品種改良で様々なアサガオを生み出し、
大変に流行したそうです。
貴重な品種は、菊と並んで高額で取引されたそうです。
収入の低い武士たちも、栽培や品種改良をして内職としてたとも。

日本のアサガオってスゴイ!!

アサガオは日本で改良技術が最も確立された植物の一つとなっていて
海外では日本の花としても認識されているそうです。
世界的に見ても、これほど形態が変化した園芸植物はないといわれるのだとか。

梅雨明け頃でしょうか
7月には各地でアサガオ市なんていうのもありますよね!

一度、都内のアサガオ市に伺ったことがあるのですが
一般的なアサガオはもちろん
見たことがない様々なアサガオも売られていて
まだら模様のものだったり、
花が直径20㎝ほどになる品種や八重咲きのものも売っていました!

色々珍しいアサガオも綺麗でしたが、
私は江戸の絵師たちが描いたような、
まんまるに中が白い星模様のシンプルなアサガオが
やっぱりいちばん好みです♪

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