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二十四節気「冬至」とは?どんな日?

番外編

二十四節気「冬至」とは?どんな日?

2022年12月22日
本日は
二十四節気22こめの暦で冬至(とうじ)です

一年で最もお昼が短く、夜が長い日です。

朝起きても、あれ?まだ暗いなぁ…だったり、
夕方も気づいたら、もうまっくらだ!だったりとか

最近すっかり日が短くなったなぁと感じていらしたのではないでしょうか?

冬至が近づいてきていたから、だったんですね!

もう、明日からはおひさまのお時間が
日に日に伸びていきますよ!

冬至の太陽のパワー

太陽は地球上のあらゆる生命に必要なもので
人類は太陽に敬意をはらいつづけ、
生命の象徴として太陽を位置づけてきました。

冬至は、
その太陽のパワーが最も弱くなる日なので
「陰の力が極まる日」だったり
「死に最も近い日」とも捉えられ、恐れられました。

北欧の地域では、キリスト教が伝わる前からある
「ユール」という伝統的な冬至祭りが行われるそうです。
ユールログという巨大な薪をくべて燃やし、悪霊を払い、
次の年の幸運や豊穣を願って、みんなで食事を楽しむそう。
そのときの薪を模して作られたケーキが
クリスマスによく見るブッシュ・ド・ノエルだそうです!

一方で、この日を境に太陽のパワーが高まっていく初日ともされ
「陽の力が復活する日」
つまり
「陰の力の極まりから、陽の力へ還っていく」ということから
「一陽来復」とも呼ばれます。

そして、そんな、北半球が陰の力が極まっている本日ですが、
太陽の力が弱まるのは北半球でのお話。
南半球では、太陽パワーが最大の陽の力が極まっている「夏至」となっています。

地球は広い!

日本での冬至の過ごし方

冬至ならではの風習
あなたはいくつご存知でしょうか?

・カボチャを食べる
・ゆず湯に入る
・あずき粥を食べる

などなど、いろいろありますね。

夏野菜であるカボチャを食べる理由には諸説ありますが
・カボチャの色が魔除けの色であったこと
・冷蔵技術のない時代からも長期保存が可能で栄養豊富な野菜であったこと
・冬の七種(ななくさ)だったこと

などがあげられます。

「冬の七種」はあまり聞き慣れない言葉かとも思いますが
冬の七種の”くさ”は「草」ではなく「種」という漢字を使います。

冬至に「冬の七種」を食すことで”運盛り”をします。

”運盛り”とは、冬至に「冬の七種」を食べ”ゲンかつぎ”をすることです。

”冬の七種”と”運盛り”

冬の七種をご紹介します。

なんきん(かぼちゃ)
れんこん
にんじん
ぎんなん
きんかん
かんてん
うんどん(うどん)

お気づきになられましたでしょうか?
どれも「ん」が2つ入った食べ物になっていますね。

「ん」の発音は「うん」に繋がっていて
より「うん」を呼び込むために「ん」をたくさん集めて
「運盛り」なんですね!

言葉あそびかとも思っちゃいますが
昔から続いていることですし、
ことばの音には不思議な力もありますから
ゲンかつぎ、ぜひしておきましょう!楽しくなりますしね!

冬至とゆず湯

ことばの音のゲンかつぎは、こちらにも!
・冬至▶湯治(とうじ)
・金銀の”融通”▶ゆず(ゆぅずぅ)

なので、ゆず湯に入る、とも言われています。
ゆずの黄色も”魔除けの色”でもありますしね!

このゆず湯の文化は、銭湯の始まった江戸時代に始まった文化だそうですよ。
当時のひとたちも、寒い冬にいい香りの銭湯、最高でしたでしょうね!

江戸の文化って、さまざまな風習が生まれていて
ほんとに興味深いなぁと思います。

日本人の文化、もっともっと知っていきたいです!
これからも、共有していきますね!

本日の切り絵は
ゆず湯の日ということで、ゆずにしました。

今夜はぽかぽかのお湯に浸かって温まりましょう!

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