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二十四節気【小暑】どんな暦?「七夕」の由来「五色の短冊」

番外編

二十四節気【小暑】どんな暦?

2022年7月7日
本日は、二十四節気11こめの暦で小暑です。

今年は例年よりも早めの梅雨明けとなりましたが
この小暑は梅雨明けの目安ともされます。

青空が広がり、温かい南風が吹き、暑い夏が始まる時期。
暑中お見舞いも、この時期から出し始めます。

そして、本日はちょうど新暦の七夕ですね!
ということで、七夕のお話を少ししたいと思います。

「七夕」の由来

七夕は、古代中国の行事・五節句のうちの一つです。
五節句については、こちらの記事で詳しく→五節句について

七夕は、
旧暦の7月7日に
織姫と彦星が年に一度だけ会うことを許された
七夕伝説に由来すると言われています。

そして、
お盆の準備を始める日でもあったそう。

新暦で7月に七夕まつりのある地域と
旧暦で8月に七夕まつりのある地域があり、
お盆にも
新暦のお盆で、7月盆と呼ばれるお盆
旧暦のお盆で、8月盆と呼ばれるお盆があるそうです。

七夕の歌の歌詞にある、五色(ごしき)の短冊とは?

陰陽五行説

七夕の歌の歌詞にある、五色(ごしき)の短冊。
こちら、気になったことはありませんか?

五色というとおり、本来は五色の色が使われていたそうです。
元々は古代中国の行事でもありましたし、中国の陰陽五行説に由来しています。

陰陽五行説とは、
自然界のすべてのものは
木、火、土、金、水、の5つの元素からなり、
それぞれの元素が影響し合う、という考え方です。

陰陽五行説からの五色

この陰陽五行説は
様々なものに当てはめられて考えられています。
たとえば、
「五方」で「東・西・中央・南・北」
「五獣」で「青龍、白虎・麒麟・朱雀・玄武」
「五時」で「立春・立秋・大暑・立夏・立冬」
「五官」で「目・鼻・口・舌・耳」
などなど、たくさんのものがあります。

この陰陽五行説を色に当てはめると
青、赤、黄、白、黒、になります。

ここで、昔の青は緑のこと、
そして、日本人に好まれない黒は高貴な色の紫に変化して
今に至るとされます。

「五色の短冊」と「五常」

歌の歌詞にあるように、
五色の短冊に願い事を書くようになったのですが
このときに用いられるのは
五行説の「五色」に合わせた「五常」というものです。

「五常」とは、儒教における、
『人の守るべき五つの恒常不変の真理』
「仁・礼・信・義・智」に表され、
その願い事に合った色の短冊を用いると願い事が届きやすい
とされました。

華やかにするためにいろいろな色を使っているのかと思っていたのですが
こういった意味が込められていたりもするのですねぇ

短冊に「五常」の意味も加わると、
願い事との向き合い方も、考えさせられる気持ちになります。

今年は梅雨が開けている七夕なので良い星空を期待していたのですが
台風の影響が、心配な地域もありますね。

どうかすてきな星空を見ることが出来ますように。

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